私がロードバイクを買ったのは2014年です。自転車業界は翌年モデルを中間決算あたりで出してきます。この時期に出せば儲かるらしいです。
いまは2019年ですから、これから買うとすれば2020年モデルとなりますが、今日は過去モデルの紹介から入ります。つまり私のシナプスです。
CANNONDALE Synapse DISK 105 (2015)
エンデュランスロード、コンフォートロードと呼ばれるタイプのロードバイクで、速く走ることよりも長距離を快適に走るために設計されたマシーンです。
だいたいロードやってるひとは欧州ブランドを好むようですが、キャノンデールは珍しく USA ‼ 北米ブランドです。
なーんか硬派なイメージがあって好きなだけですが、ロードバイクはカッコから入る、これ大事。
4年前のモデルなのにディスクブレーキ搭載型です。
それがもうディスクブレーキの波はゆっくり、のんびりと近づいてきました。
2020年モデルあたりからようやくディスクブレーキ搭載モデルが従来型のリムブレーキを抜きそうな勢いです。販売数で。
ワイヤー引きのメカニカルディスクブレーキモデルです。安モノなので仕方ない。
だけどディスク用のフレームなので、いつでも油圧キャリパーに交換することができます。値段もオートバイ用と比べると半額ぐらいですが、エア抜きとかイヤだし整備性が悪いのでメカのほうがいいです。確かにタッチはもっさいし、ブレーキレバーをグッと握ったらワイヤーの伸びを感じるし、イマイチといえばイマイチなんですが。
キャノンデール純正キャリパーはプロマックス製のものがついているので、これをシマノのSORAグレード品に変えようかと思ってる。
105グレード以上がほしいけど、SORA以上は油圧なもので。
純正で付いてるプロマックスは調節がシビアだしすぐ狂うし、面倒だからSORAでもいいやって感じなのです。
ブレーキそのうち変えます。
というわけで本題です。
ロードバイクのエントリークラスを選ぶのに、初心者は何を基準に選べばいいでしょうか? 私は万年初心者です。永遠の初心者です、そして名誉初心者としてアドバイスさせていただきます。
正直言いまして、いちばんのアドバイスは、
★ ロードバイク買うな。クロスバイクにしとけ。
はい、おススメはこの前みつけた GIOS ミストラルです。
フルシマノなのにエスケープよりも安いという鬼コスパマシーンです。
クロスでも200㎞ぐらいは普通に走れるので大丈夫です。ただしロードの方が巡航速度が速いので、クロスに乗ってロードが欲しくなったらクロスとロードの2台体制でやればいいです。
真実を言っておきます。
「ロードで速いひとはクロスに乗っても速い」です。また逆に、クロスで気持ち良く走っててロードにぶち抜かれて枕を濡らし、クロスのせいで負けたんだと考え、ロードバイクを買ってもたぶん勝てません。
「クロス買って乗ってると必ずロード欲しくなるから最初からロード買っとけ」
という人がいます。ゴリゴリのローディのひとが言いがちなセリフですが、最初からロード買うと自転車乗らなくなる人が多くなるような印象です。
ちなみにクロスとロードの2台体制でもクロスのほうが乗ること多いです。
★ 初心者がロード買う前にチェックする項目
1、体力、脚力、運動習慣の有無。
ロードバイクは体力使います。
ロードバイクは脚力がものをいいます。(ビンディングシューズをはくと全身運動になります)
運動習慣のないおっさんが始めると乗らなくなる可能性が高い。
ロードバイクのサドルはケツに噛みつくように刺さります。
ロードバイクの前傾姿勢を舐めてはいけないほど前傾姿勢になります。背筋で上半身を支えることができなければ上半身の体重がすべてハンドルにかかります。
私も背筋で支えることができる時間は短時間なので、すぐに肩がこります。
ロードバイクという乗り物は、運動習慣のない人にはけっこうキツい乗り物だと思ってください。私のこのブログに検索から飛んでこられるときの検索ワードなんですが、ロードバイク・街乗り仕様 とか、快適仕様とか、そういうワードで検索してこられる方がけっこうな割合でおられます。ロードバイク買ったまではいいけど、キツい乗り物なので、なんとかして快適に乗りたいと思うのでしょう。わかります!
2、家はどこにあるか。
すっごい坂の上←電動アシストにしとけ
峠の中腹←原付二種マジお薦め
南大阪←大型トラックといっしょに国道を走って大阪市方面に行くか、きっつい峠を越えて和歌山行くか。
3、ロードバイクはダイエットにならない。
もともとガチ脳筋むけレース用の器材なので、始めるときからある程度筋肉あったほうがいい。筋肉なくて脂肪はたっぷりある(私のような)オッサンが始めるとキツいだけの乗り物になるかもしれない。
4、予算。値段の考え方。
10万円前後~ エントリーモデルです。
これを買ってしまうともっといいのが欲しくなって、ちょっと良いのに買い替えてしまうのだけど、エントリーモデルについてる部品は一つも使えない。
ヤフオクやメルカリに出されるのがオチ。逆に言えば、整備できるひとならヤフオクやメルカリで買ってステップアップするのもいいです。
たとえば100万円のロードバイク? 高いと思いますか?
私は高いと思います。そんなもん絶対に買いません。なぜならそんなものに乗っても性能を発揮させるだけの脚力がないからです。脚に自信があるなら100万でも高くはないと思いますよ。
総括
なので、もし検索でここに飛んでこられた初心者で、ロードバイクを検討されているのでしたら、私は迷わず GIOS のミストラル(クロスバイク)をお勧めします。
スポーツオーソリティのような量販店が近所にあって、去年モデルのバイクが40%オフで買えるならエスケープRX2(R3にあらず)ちょうお薦めなんですが。
ミストラルもエスケープも、リアエンド幅が130㎜なんです。
これは現在まだギリギリ主流のロードバイク用ホイールがポン付きするということです。私のエスケープにロード用のホイールがポンとついたのはエンド130㎜というサイズだったからです。なのでリアエンド130㎜のクロスバイクがいいのです。
逆に、いまロードバイクを買うならば、冒頭でも言った通り、ディスクブレーキ化の波が押し寄せていて、大勢はロードでも142㎜エンドのディスクブレーキ(センターロック)と決まったように見えます。
130㎜エンドのリムブレーキ用のホイールは今後ヤフオクなどに安価で流れる可能性が高いので、ロードバイクを安く組みたいひとはそっちを狙ってもいいです。
私のような用途ではエントリーモデルのアルミロードで十分です。カーボンフレームのロードバイクは整備に慣れてからのほうがいいかもしれない。
ネジ締めすぎた→ピキッ→終了 ですし、そもそも私のようなオッサンは100万のロードに乗ってもアルミのシナプスとたいして変わらんです。はい。
私がロードバイク乗るメインの用途は「遠乗り」です。
ロードレースどころかブルベにも出ようと思ったことは1ミリもありません。
競技とか競争とかルールとか、そういうの嫌いです。きれいな景色を見ながらのんびり、風を浴びて、ゆるーいポタリングが好きです。なのでスピードなんかどうだっていいです。どうせスピード出ません。
正直、いまはロードバイク(シナプス)よりも、ホイールを換えたクロスバイク(エスケープR3)のほうが楽に走れます。つまり現時点では、ロードバイク意味なし。エスケープあればOKみたいな感じですが、このままじゃシナプスちゃんの立つ瀬がないので、ホイール交換を検討しています。
この前、中華カーボンホイールを諦めたところです。
アルミのほうが私の用途に合ってる。
シナプスに最初からついてるホイールですが、ネットで調べてみました。
これまではディスクブレーキ用のロードホイールが選べるほどなかったので交換する気もなく調べてなかっただけなんですが、いまは改善する気満々なのです。
はい、ここから前回の続きとなります。
シナプス105に付いてた純正ホイールはMADDUX RD3.0 というアルミホイールで、ディスク6穴ハブが付いてて、重量では若干不利ですがそれでも、
フロントが930g、
フロントが930g、
リアが1200g
合計 2130gという重量級なわけです。ほんと酷いです。
エスケープR3の純正ホイールと大差ないレベルでして、俗に「鉄下駄」と揶揄される重さであります。
貧脚のオッサンが脂肪25㎏しょって峠を越えるには厳しいです。
体重を5㎏減らすよりもカネだすから軽いホイール欲しいです。はい。
とまあ、自転車はホイールの重要性がムチャクチャ高いです。
自転車本体よりもホイールのほうが財産になるというのが自転車の世界です。