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Channel: 願わくば道に果てのないことを
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オン専セロー(XT250X)アメリカの洗礼を受ける。

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 配光グダグダで不満だらけだったLED H4ランプですが、こういう不満の解決策は分かってるんです。

 配光なんだからライトのレンズを交換……ダメです。
 純正品でダメなものを、さらに何も考えられていない見た目命の中国製ライトに交換したらひどいことになります。いいえ、酷いことにならなかった試しがありません。

 実は最近のLEDヘッドランプがその方式で大成功を収めています。
 このヘッドランプというのは、頭につけるタイプの、洞窟探検に行くときなどに使うあのヘッドランプです。車の前照灯ではありません。
 1000ルーメンとか2000ルーメンなんていう実用度外視のただ明るいのを喜ぶようなライトは、そもそも発光素子自体がちゃんと整列しているので、光の向きは常に一定。ならリフレクターやらレンズやらに頼らなくてもいいというものです。

 そんな発光素子のLEDライト、そもそも全方向に光を撒き散らすハロゲン球を前提としたライト本体、レンズに入れてしまうと、もともと整列していた光をバラバラに屈折させられてしまうので、実際ライトONしてみると明るいところと暗いところがムラムラになってて、とても満足に夜を走れないことが多い。

 どうしようか。

 レンズで屈折させて、なけなしの光を取り合って、必要な角度に光を送り、要らない方向には極力光を配さないなどという考え方の配光なんてもう何も考えなくてもかまわないのです。ただひたすら明るいのを入れる。これです。
 これこそが脳筋パワー。アメリカ的思考です。

イメージ 1

 左に写ってるスプロケ16Tはまたこんどという事にして後回し。
 今回は右の20wLED H4ランプです。
 冷却ファンが後ろに出っ張ってないので、セローやXT250Xなどの、ライトマスク裏が厳しい車種でも安心……。

イメージ 2

 うお……。

 安心?

イメージ 3

 取り付けにはサンダー(鉄工丸やすりでも可)が必要です。
 そのままだと大きすぎて入りません。サンダーで1分程度の削り作業が必要になります。

 サイズを考えずに買ってきて入らないからとサンダーで削り、余分な部分を火花に変化させるというアバウトさもアメリカ的です。

 てか、、、。

 クリアランス大丈夫だろうか。

 これファンなんですよね。冷却ファン。
 レンズと干渉していないことは確認したんですが・・・いけんのこれ?

 いや、いける。アメリカ的な考え方なら中国製でもいける。

 ジオニック社のモノアイみたいでカッコよくはあるのだけど。


 まあいいや。消えても補助ライトいっぱいあるから平気だし、ガラスだから熱にも弱くないっしょ。きっと。

 これだけ大きな影ができるとさすがにまずいかなと思ったんですが、明るすぎるほどの光量であふれんばかりの周辺光を垂れ流すせいで、みごとに影が消えてしまって、いい感じに前を照らしてくれるようになりました。(うっすらと影みえますが)

 これ20w
 補助灯が10wと18w(本当はそこまで出てないはず)だから、全部点灯させても定格38wです。

 夜はものすごく快適ですよ。その辺の車より前が見やすいです。
 てかHIDのS2000よりナンボも見やすかったりして。


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