このまえ一泊のクソ寒い耐寒キャンプで、思っていたよりもずっと良かったキャンプ用品があるのでちょっと紹介します。
思っていたよりもずっと悪かったモノもありましたが、それはまた次の機会に。
SOTO ST-310
低温時でもそこそこ頑張ってくれる ST-310 です。じつはこっそり風防付いてまして、風に弱いST-310がそこそこ風に耐えるようになってます。
このST-310、マイクロレギュレターなる機構がが付いてるらしいです。
カセットガスと呼ばれるCB缶に限らず、まんじゅう型のOD缶も、ガスライター用の充填ボンベなども主成分はだいたいブタンガスなんですが、このブタンガスというのが、沸点-0.5度 なので、氷点下まで使える? と思いきや液体のブタンガスが気化するときに熱を奪ってゆくので、写真のように、気温7度もあるというのに、CB缶の一部が凍結したりすると、もうガスが気化することができず、どんどんパワーダウンしていって、カセットコンロではお湯が沸かないという事態に陥ります。いとも簡単に。これがドロップダウンです。
マイクロレギュレターというのは正直よくわかりません。レギュレーターということで圧力調整機構であることはなんとなくわかりますが、それ以上のことはあまり書かれていません。ごめんなさい、嘘つきました。いろいろ書かれているようですが理解できませんでした。マジ難しい。EPIガスなどでは燃焼した熱をそのままガス缶に伝えて温めて使おうというパワーブースターがという製品もあるので、ST-310 と合わせて使えば氷点下でも使えそうな勢いです。
メーカー発表ではだいたい5度ぐらいまで大丈夫っぽいみたいなこと書いてると思うんですけど、プロトレックの誤差もありますが、写真のときの7度が限界でした。
キャンプの記事にも書きましたが、私当初このデザインが嫌いで、行き当たりばったりで脚やらゴトクやらいろんなものを、後から後から追加して行ったらこうなったみたいに見えるのと、実際に使ってみた感じでも思ったよりもグラグラするし、思ったよりも大きな鍋が乗らなくて、もうひとつ、思ったよりもずっと風に弱いのもダメだと判断したんですけど、これはちょっと見直しました。
このガスストーブ、SOTO という日本製であることに加えて、ホームセンターなどで3本268円とかいうクソ安い値段で大量に積まれているカセットコンロ用のCB缶を使うのでとにかくランニングコストが安上がりです。よく選ばれてますね。海岸線を散歩してるとき釣りのおっさんらが使ってるのを稀に見かけます。
こんな無骨なデザインの
こいつが、
(画像は拾い物)
こう見えてしまうともう病気です。はい。
いじくり倒してやろうじゃないかって気持ちにもなろうってもんです。
軽量化をあまり考えていない頑強なボディだからこそ、アレやコレやと、いろんなカスタムが試行錯誤されていますこれ。こんなに部品点数が多いくせに壊れずに耐えるんでしょうね。きっと。
こんなCB缶を使うようなアウトドア用ガスコンロなのに、けっこう熱いカスタムをしてらっしゃる方々が多いです。私もつい乗ってしまいそうになるぐらい。
ちなみにこれ350グラムもあります。本体のみでですよ? こんだけホネホネしたデザインのくせにがっつり金属無垢の質量です。ガソリンストーブのウィスパーライトインターナショナル+ポンプが約300グラムだから、350グラムがどれだけ重いかってことなんですけど。ちなみに、登山用のOD缶を使用するコンパクトなものだと、25グラムとかいう超軽量なコンロもあるので、350グラムというと、まあライトアンドファストを目指していた当時の私に言わせるとダメな子だったわけです。
今はもう心を入れ替えましたが!
このまんまじゃ無骨すぎてどうしようもないので、もうちょっとこうインスタ映え(インスタやってないけど)するような写真撮ろうと思って100円ショップで売ってるペットボトルカバー付けて使ってみると確実にドロップダウンします。冷たいまま保冷してしまうからです。だからペットボトルカバーは写真撮影時のみ使用するのが正しいというのも、こいつをスタイリッシュに見せることを難しくしている要素なので、実用一辺倒で機能美を見せるしかありません。
しばらくこれ弄って遊ぼうかと。
なかなか弄り甲斐がありそうです。