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Channel: 願わくば道に果てのないことを
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ガレージ物色してたら懐かしい物が。

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 コールマン トレッキングドームのフライシートがメーカーにもないらしく消沈しておりました。
 なんだか寂しいのでイオンのスポオソ、アウトドア館でユニフレームのシエラカップを買いました。

イメージ 1

 こんなんです。
 シエラカップはチタンがいいです。熱いコーヒーを淹れても唇を火傷することがありません。チタンの熱伝導の悪さが功を奏しているわけです。

 でなんでこんなのを買ったかと言いますと、これ色が違いますよね。
 そう、これ真鍮(ブラス)なんです。かなり黄金に近い色合いなので、亜鉛よりも銅寄りの配合なのでしょう。
 いにしえのオリハルコンの正体が真鍮だったという話もありまして、古くから利用されている金属ですね。
 こいつが実は熱伝導率が異様に高い。銅の4分の1ぐらいの熱伝導なんですが、ステンレスの倍ぐらい良いので、こんなので熱いコーヒーなんざ飲もうとしたら唇大やけどだし、一瞬で冷めてしまいます。
 ブラスは使い込めば使い込むほどに風合いのいい色になりますから、何に使おうかなぁ……なんて考えてるところです。

 さてと、ブラスと言えば、ブラス製のキャンドルランタンがあったはずなんですが、どこにしまい込んだのか、いくら探しても出てきません。あちこち探して、災害などの時に持ち出す用の、非常用持ち出し袋の中からこんなのが出てきました。
 忘れてましたねえ……。こんなの持ってました。

イメージ 2

 こんなものなんですが、組み立てるとちょっと大きくなって、

イメージ 3

 こんな感じになります。はい。
 これを見ただけで何に使うものかが分かるなら、あなたは通(つう)です。

 これは素晴らしいアイデア商品でした。

 これにまずティッシュペーパーを1枚放り込んだ後、その辺に落ちてる松ぼっくりや木の枝なんかをポイポイ適当に放り込んで、ティッシュに火をつけるだけ。

 高効率焚火台とでも言いますか、ネイチャーストーブという製品名そのものが一つのジャンルになった感もある画期的なものだったはずなんですが……。
 非常用としてはとても心強いけれど、常に使うことはとても難しいという性格上、非常用持ち出し袋に放り込まれたままになっていました。

 使えないと思った理由は、
・燃焼効率が良すぎて火柱が上がり、すぐに真っ白な灰と化す。燃料の投入を少しずつ頻繁に行うことで軽減できるけど鍋降ろしてゴトク外さないといけないので面倒。

・灰が舞う。煙突効果によって強めの上昇気流が発生するので、この中に大量の灰が溜まります。燃料の木材がすぐに灰化するんです。その灰が上昇気流により、いとも簡単に舞い上がって、食べ物の中に入ったり、お湯の中に入ったりする。

・大量の煤が発生するので、鍋の底が真っ黒になる。燃料の木材を厳選することで解決できるとは思う。

・鍋の底にヤニが付着する。これは説明書通り松ぼっくりを燃やした時ですね。ヤニと大量の煤が出るので松は使わないほうがいいという。

・だからと言って備長炭などキャンプ用の炭を使うと熱でステンレスが曲がってしまうわ、スポット外れるわという散々な評価。私は炭使ったことがないのだけど、微妙にもう反ってますね。常用するとすぐに壊れてしまいそう。

 という難点があって常用はできないのだけど、非常用としてなら無限の可能性がありますねえ。

 非常用持ち出し袋にひとつ、いかがでしょう?
 

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