ポジションいじくりながら15㎞ぐらい、郊外をゆるーくポタリングしました。
国道、バイパス、海岸線など、近場をグルグルです。
ダホン Mu SP9 の数値的なスペック
クランク 不明(鍛造)175㎜ 53T
後ろギア SHIMANO SORA 11-32T
質量 11.1 Kg
28-451 タイヤなので直径 508㎜と仮定すると、クランク53T アウターギア11Tでのペダルひと漕ぎ7.69mとなる。
ちなみに エスケープR3 2007 では、タイヤ外径678㎜、クランク48T アウターギア11T で、ペダルひと漕ぎ9.29mとなる。これもあくまで計算であり、タイヤの太さ分=高さ分として外径を算出していて、
エスケープの後ろギア13T で回すと、だいたいダホンMu SP9と同等になります。
つまり、エスケープがアウターxアウターという激重ギアを選択してモリモリ漕がないと差は出ないということです。
能書きは置いといて、ひとまず乗ってみます。
軽い。
えらく軽いので驚いたほど。
重量は11.1㎏ なので、軽い部類じゃなく、むしろごく普通のフォールディングバイクなんですが、何が軽いかというと・・・。
漕ぎ出しがえらく軽い。
小径ホイールを回すための初期動作が軽いということ。
信号待ち【ストップ】→【発進】→一時停止【ストップ】→【発進】を繰り返す街乗りバイクとしてはものすっごくいいです。
漕ぎ出しが軽いということは、加速もいい。小径ホイールの特徴ですね。
しかも小回りがきく。
本当に小回りがよくきく。
取り回しがラクチン。信号待ちなどで停車したとして、手で持ち上げて方向を変えたりするのがとても軽いです。街乗りや通勤、通学するならその辺のクロスバイクよりもこっちの方が向いてます。
サイクルコンピュータ付けました。
エスケープR3で軽くポタリングしてるときと同等の運動強度というのは、私の身体で覚えている「感覚」でしか分かりませんが、ずいぶん楽に思います。
Mu SP9 を買ったとき、お店の店員さんの話では、半径5㎞ぐらいの移動なら問題ありませんけど、それ以上ならクロスバイクをお勧めしますとの話でした。
折り畳み自転車の常識ですね、でも Mu SP9 は常識を凌駕します。
平坦な道はあまりないのですが、およそ平坦地として快適な巡航速度は、20㎞/h ぐらいでした。エスケープR3の快適巡航速度と大差ありません。
この時点で『折り畳み自転車はいくら漕いでも前に進まない、遅い乗り物』という常識から外れます。
ちょっとモリモリ漕いで30㎞/h といったところ。
だだし30キロも出すと直進安定性に不安が出てきます。小回りが利くのとトレードオフの関係になりますね。
ダホン Mu SP9 というと、SHIMANO 105 に換装し、前2枚、後10枚にするのが定番の改造らしいのだけど、前2枚いるか? というのが正直なところです。
これだけの小径ホイールに32T のインナーギア使うと、相当な登り坂いけます。ただ少しも前に進まないのが非常に疲れるほどのローギヤードとなります。
10速化しても、隣のギア1T違いとかで組むとギアチェンジが煩雑になり面倒なだけと感じます。もしかするとこれはこれ、ノーマルで乗るのがバランスいいのかもしれません。
とりあえず、ダラダラとゆったりした登り坂をのぼって泉南インター方面へ向かいます。車道を一生懸命漕いで友達の店に寄ったりしながら、郊外を行きます。
小径タイヤの弱点として、荒れた路面では乗り心地が悪いということがあります。
確かに、振動が手のひらに伝わります。
だけど酷いと言うほどの事はありません。歩道の段差を乗り越える際もガツンと突き上げるような衝撃ありますが、フォークの材質がアルミなので想定内でした。
もっとひどい振動に悩まされるかと思ってたんですが。
ちなみにキャノンデールのシナプスはカーボンフォークで、
エスケープR3は、クロモリです。
どちらも振動や衝撃の吸収に優れた素材なんですが、アルミのフォークはその点で劣ります。覚悟していたせいか、思っていたよりも衝撃が小さかったのは嬉しい誤算ですね。思っていたよりも乗り心地も悪くありません。
その証拠に15㎞ぐらい乗っただけだと、尻は少しも痛くないです。
むしろ前輪が拾った衝撃が直撃する手のひらの方が痛いかと。
逢魔が時の海岸です。
対岸にあるのは関空ですね。
まだ今日は15㎞ぐらいしか走ってませんが、ずいぶんと快適な乗り物でした。
量販店では売る側のショップスタッフですらミニベロに対する理解度が足りず、街乗り専用で目的地まで 5キロ 超えるならクロスのほうがいいと客に説明していることが多いようです。現に私もそう言われました。
確かに20インチの折り畳み自転車は自宅から駅の往復用にしか使えないようなものが数多く存在しますが、走りなんて要はクランクギアの丁数と後ろギアの丁数の兼ね合いです。ひと漕ぎでどれだけ前に進むのか計算すれば巡航速度が割り出せます。
ネットには数値を入力するだけで計算してくれる自転車計算機なるものが存在するので試してみるといいかもです。
自転車の重さ自体は折り畳み機構があるせいで700cタイヤを装着したクロスバイクよりも重い傾向がありますが、それでも11キロ台以下を狙ってみると持ち上げるのもそれほど苦になりません(2Lのペットボトルが6本入った箱が12キロだと考えてみてください)ただし、11キロもあると、常に携行するのはイヤですが。
漕ぎ出しが軽いと書きました。小径タイヤと、アルミホイールのおかげで、車で言うところの「バネ下重量」が軽いのだと思います。結果、ペダルひとふみでスッと出て、目的の速度までストレスなく加速するのに秀でているので、これまた街乗りに向いています。私のような貧脚であればあるほど、漕ぎ出しは軽い方がいいです。
クロスバイクを検討してる方には他社製でもいろいろラインナップとして取り揃えられているミニベロというもの、もしかすると選択肢に入れても問題ないんじゃないか? ってレベルの仕上がりでした。
けっして速くありませんが、遅くもないです。
漕ぎ出しから目的速度に達するまでがとても軽くて、そして速いです。
小径車だから加速も申し分ありません。
15㎞乗ったぐらいじゃ乗り心地の悪さも気になりませんでした。この件は50㎞以上走ったときにでもまたインプレします。尻も痛くならなかったので、これじゃあ弱点を洗い出せません。
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でも、フレームのトップチューブが低く、乗るときも別に足をハイキックのように跳ね上げなくてもいいのはいいですねえ。ママチャリと同様に乗れますし信号待ちなどでバイクを降りたときにも自由度が高いです。
クロスバイクに乗るときって、トップチューブ邪魔じゃないですか?
えーっと、トップチューブというのは、、、、
この部分なんですが、これがあるがために、まず女性から敬遠されます。
トップチューブが低くて足を前から乗れるというのは女性に優しいと思います。
私の希望を言わせてもらうとですね、ミニベロは女性に乗ってほしい
おっさんはオシャレなミニベロ乗ってもまるで絵にならないですから。