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リンナイの炊飯モード

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 うーん、記事のカテゴリですが、ちょっと考えて考えて考えて考えて、やっぱりアウトドア道具にしました。
 自宅のガスコンロで炊飯するという、ごくごく日常的なネタなんですが、使っているライスクッカーがアウトドア用なので。

イメージ 1

 かれこれ10年、いやそれ以上、最上位メシ炊き鍋の座に君臨し続けている、

 ユニフレーム
 ライスクッカーミニDX です。
 さすがにもうボロボロです。ふたのツマミ(木製)も割れていて、もう取れそうです。あと、手でぶら下げるツルと鍋本体を接続しているリベットも取れそうです。
 鍋の内側に施されたスミフロン加工も、大事に使ってきたつもりではありますがいつのまにか傷だらけになっていて、はがれ気味。
 買った時はまだまだ若かったのですが、これがダメになるころにはもう私の身体も脳もダメになっているでしょうから、もしかするとこれも一生ものだったのかもしれませんね。もっとも嫁がこの鍋はもうお疲れ様だと言っているので、もしかするとヤフオクにでも出して、売れたらまた似たようなのを買うかもしれません。なにせプロっぽい外見なので、ヤレた道具を欲しがる人に需要があるかもしれません。
 買い替えるとしても同じものを希望ですが(わらい)

 もともとはアウトドア用にと買ったものですが、その出来の良さに惚れこんでしまい、自宅の台所でメシを炊く任についています。
 アウトドアではこれではなく、EPI のアルパインクッカーという非常に使い勝手のいいクッカーで炊飯しています。

 炊飯器だと40分ぐらいかかるけど、これだと15分ぐらいです。
 べつに保温の必要ありません。正直言って、冷や飯でも炊飯器で保温したメシよりはナンボもうまいです。一番安いマツゲンのコメでも同じく、クソうまいです。

 で、かれこれ3年ほど前でしょうか。
 実はパロマからリンナイにガスコンロを買い換えたのです。

 理由はオッサンとオバハンが使うものだから、ガスの火をかけっぱなしにしたままわすれたら大変だって(じつは何度かわすれたことがあった)ことで、空焚き防止装置がついた今時のものに買い替えたというわけです。

 それが炊飯してみるとなかなか難しいことに気が付きました。
 弱火で水分を飛ばしている段になって、空焚きしてると勝手に判断されてしまって、ガス消火されてしまったり(びちゃびちゃ)。

 ダメだこりゃってなもんで、ちょっとでもウマい飯を・・・と炊飯器を買い替えたりしましたが、ガスを超えることなんて到底かなわず。

 で、ある日、何気なくチャーハンつくっていると、炒め物高温モードというので普通にチャーハンやってることに気が付きました。

 アホです。高温モードを使えば普通に炊飯もできるのです。

 それから炒め物高温モードで美味しいご飯を炊いて食べていました。
 だけど今年の冬になって、鍋が常駐するようになり、ライスクッカーは左側の火力の弱い方でやらないといけなくなりました。なぜなら寸胴鍋は持つところまでぜんぶアルミなので、アツアツで持てないからです。

 残念なことに左側のコンロには炒め物高温モードがありません。

 うわー、どうすっかなあ……と思ってよく見ると……。

イメージ 2


 なんぞこれ?

 ごはん? こんなんついてたっけ?
 もしかして使いまくってたらレベルアップして炊飯スキルでも覚えたか?

 スマホで検索して調べてみましたさ。すぐさま。

 すると、全自動炊飯モードなる便利機能が付いていたらしい。
 説明書など一切読まない私の負けということです。

 火力レバーをごはんの絵のところに合わせて、ボタンを押すと・・・。

 25分後ぐらいに、おいしいごはんが炊きあがって、ブザーがなってお知らせしてくれて、更に火までパチンと消火してくれるという素晴らしさ。

 欲を言えば火が消えてからの「むらし」時間を計る機能もついてたらいいのに。

 全自動炊飯ボタンでした。

 しらべてみたら今日びのガスコンロの一番安いグレードからちょっと上のグレードならほぼ付いているらしいです。

 コメを研いで、水に浸しておいて、ボタンを押したらおいしいごはんが炊けます。

 素晴らしいと思います。

 だけど。

 私の方が腕がいいです(わらい)

 なぜなら全自動炊飯だと、3合炊きの鍋で2合炊いても激しく吹きこぼれます。
 上の写真でコンロの下の面にアルミの吹きこぼれシートを敷いてるのはそういうことです。(ダイソーで3枚100円)

 そして25分かかります。25分かかるという事は、10分蒸らすとして35分です。長いです。最初から中火で加熱するから時間がかかるのでしょう。

 ぐわーっと強化力で一気に沸騰させておいて、吹きこぼれそうになったところでトロ火にするのがいいと言われます。

「始めチョロチョロ中パッパ」は条件付きでは良いようですが、現在では通用しません。
 弱火で徐々に温めていって、沸騰したら強火で一気に炊き上げるという意味らしいのですが、これはコメを研いですぐに炊き始めるときの方法です。
 ものすごく吹きこぼれるわ焦げ付くわで、あんまり褒められた炊き方じゃあありませんよこれ。

 私は最低でも30分、願わくば1時間ぐらい吸水させてから火にかけます。
 理想は冷水で2時間と言われてます。真夏などは冷蔵庫に入れとけとも言われます。なぜなら、長時間、温度の高い水(夏場の室温など)で放置しておくとデンプン質が水に溶けだすからだと言われています。吸水時間が15分ぐらいしか取れないのなら逆にぬるま湯でもいいかもしれません。

 その場合は最初から強火で沸騰させて、吹き出してきたら弱火、とろ火に下げていって、吹きこぼれないよう注意して、そうですね、私の場合でキッチンタイマー10分から12分程度にセットです。もちろんその間に卵焼きつくったりラーメンゆがいたりするのもいいです。

 タイマーが鳴ると台所に行って、鍋を見ます。噴き出してる湯気の量を見ます。
 この湯気がなくなるとオコゲができるので、調節可能です。
 火を止める前に強火でオコゲを作ることもできます。オコゲが欲しければ、火を止める前、30秒ぐらい強火にしてから火を止めます。目安として、鍋に耳を傾けます。ぱちぱちと焚火のような音が聞こえてきたらOKです。

 わたしのリンナイのガスコンロは安物なので、どうやら鍋の温度と、時間で火の強弱を2段階で調節しているようです。電源が乾電池のみなので、コンピュータなど入っているはずがありません。マイコン電子ジャーとは違いますから。
 乾電池2本で動作するような、簡単なプログラムで動いていると考えていいでしょう。

 なのでこのリンナイくん、吹きこぼれてるかどうかなんていちいち考えてやってるわけじゃないです。きっと。昭和時代のガス炊飯器のような、コンピュータを使わない、簡単なプログラムでやってるはずです。

 火力2段階調節、最弱のとろ火と、あとレバー位置の火力を交互に切り替えてやってるだけです。吹きこぼれが酷いことにならないようするため、最大火力を中火にすることから時間が25分かかります。むらす時間を加えると35分になります。

 何度かカチカチと音が鳴って火力切り替えているようですが、何を基準にしているかはわかりません。ただ、自分でやると15分ぐらいでおいしく炊きあがるし、吹きこぼれもしないという事です。


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